日産、新型セレナに高速道路での自動運転技術「プロパイロット」を搭載

2016年7月13日 17:47

 日産は13日、8月下旬に発売予定の新型「セレナ」に自動運転技術「プロパイロット」を初めて搭載すると発表した。画像処理技術によって交通状況を把握し、ステアリングを正確に制御して人間が運転している感覚に近い走行を実現するという。

 高速道路の単一車線上を走行できる自動運転技術で、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)内で、先行車両との車間距離を一定に保って走行することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を制御する。先行車両が停車すると、自動的にブレーキがかかり停車する。先行車両が発進すると、ドライバーがレジュームスイッチを押すかアクセルペダルを軽く踏むだけで追従走行を再開する。 

 同自動運転技術は、2017年に欧州で「キャシュカイ」に搭載するほか、今後、米国、中国でも順次導入していく予定。さらに18年には複数レーンでの自動運転技術を投入予定。20年までに、交差点を含む一般道での自動運転技術を投入する予定だとしている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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