野党4党、総選挙でも協力模索―参院選の共闘成果を評価

2016年7月13日 09:34

民進党・日本共産党・社民党・生活の党の4党幹事長・書記局長会談が12日開かれ、今回の参院選での4党共闘に続いて、総選挙においてもどのような協力が可能か模索していくことで一致した。巨大与党に対抗するには相当周到な準備とともに、地方での基盤整備が求められることになる。

 この日の会談では枝野幹事長は「野党4党が1人区の候補者を1本化した結果、3年前に2議席だった野党系の1人区当選者が11人になった」と共闘成果をあげた。

 そのうえで「今後、国会内でもしっかりと連携して共同していく」とし、「あらゆる場面での協力、と言っているので、想定される総選挙でもどういう協力が可能か模索していくことで一致した」と語った。

 また参院選で当選した無所属の候補者の会派についてはそれぞれの地域での経緯を踏まえて「今後、幹事長レベルで協議していく」とした。

 また、都知事選挙への対応については4党一致して、同日出馬表明した鳥越俊太郎氏を応援することで一致したと語った。枝野幹事長は鳥越さんへの応援を幅広い市民の皆さんに呼び掛けていくとした。

 枝野幹事長は記者会見で「自公両党が推した知事が2代にわたって金銭スキャンダルで辞めた。自公中心の都政を刷新する観点で野党4党プラスアルファの構造で都政を刷新することが一番望ましい」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)

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