【銘柄フラッシュ】郷鉄工所やぱどが急伸し任天堂も何と25%高
2016年7月11日 17:05
11日は、補正予算や景気対策への期待などから、景気敏感株の一面を持つ鉄鋼株が軒並み高となり、JFEホールディングス<5411>(東1)は7.4%高、新日鐵住金<5401>(東1)は6.3%高。デイトレーダーの投資対象にもなれるといった揶揄が聞かれるほどの上げとなった。日経平均の2倍のェ値動き率の運用をめざす投信・NF日経レバレッジETF<1570>(東1)は8.0%高。
東証1部の値上がり率1位は任天堂<7974>(東1)の24.5%高となり、引き続き「ポケモンGO」の米国での人気などが好感されて大幅続伸し、一部には10月の日経225種構成銘柄の提示見直しで採用か、との期待もあるもよう。2位はマニー<7730>(東1)の21.3%高となり、8日発表の四半期業績などが好感されて急伸となった。
3位と4位はAOI Pro.(葵プロ)<9607>(東1)の14.9%高、ティー・ワイ・オー<4358>(東1)の14.6%高となり、共に14時頃に経営統合の観測報道が伝えられて急伸し、14時過ぎから大引けまで売買停止。
郷鉄工所<6397>(東2)は経済対策への期待などが言われて39.3%高。DNAチップ研究所<2397>(東2)は7月12日開催のシンポジウムで発表とされて5.0%高となり戻り高値。
GMOTECH<6026>(東マ)は15日上場のLINEの公開価格決定との報道や越境EC新サービスなどが言われて19.7%高となり4日ぶりに急反発。ただ、LINE関連株はアドウェイズ<2489>(東マ)が4.1%高、ネットイヤーグループ<3622>(東マ)は2.3%高、gumi(グミ)<3903>(東マ)は4.7%高など、全体相場が大幅高となった中では今ひとつとの見方が。一方、シリコンスタジオ<3907>(東マ)は8日発表の四半期業績が好感されて14.5%高と急伸し、モバイルファクトリー<3912>(東マ)は好業績への期待などから7.6%高となり戻り高値。
MAGねっとホールディングス<8073>(JQS)は42.9%高となり東証全銘柄の値上がり率1位。しかし、6月30日に「平成28年8月1日(月)付で上場廃止となる旨の連絡を受けた」と発表済み。発表直後から急伸場面を交えて値動きが荒くなりマネーゲームの様相。1株純資産は前期末段階で約19円の赤字となっている。
ぱど<4833>(JQG)は6月から東京都区部・都下などでエリア再編創刊を行い業績への期待などがいわれてストップ高の27.7%高。内外テック<3374>(JQS)は東京エレクトロン<7035>(東1)に対するないが野証券の投資判断引き上げなどから連想買いが衰えず買い配のまま2日連続ストップ高の17.5%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)