憲法改正「きちんと議論していくべき」―自民・谷垣禎一幹事長
2016年7月11日 13:25
今回の参院選挙で、改憲勢力が衆参で憲法改正発議のできる3分の2を確保した。自民党の谷垣禎一幹事長は臨時国会以降、衆参の憲法審査会での議論を加速させていくべきだという考えか、との記者団の問いに「加速というか、きちんと議論をしていくべき」と語った。
谷垣幹事長は、記者団が次の臨時国会以降と質したのに「次の臨時国会からでもきちんとやっていくべきだと思う」と答えた。
そのうえで「我々は結党以来、自主憲法をつくるべきだと言ってきた。それは何も時間がかかっていいのだと言っているわけではないですが、そこのところをまずは、どの条文をどうするかということだってまだ具体的になっていないわけで、やはりそこは丁寧にやっていく必要がある」と答えた。
谷垣幹事長は今回の選挙を受けて、まっさきにやるべきと思うことはとの記者団の問いには「参院選挙でもアベノミクスの継続かどうかというようなことを申し上げた。この選挙の間に実はいろいろなことが起こってきている。イギリスがEUから抜けるという国民投票の結果を出した。それが引き金になって、マーケットなどは現在も不安定。不安心理で不安定になっているのだと思うので、秋、経済対策等々を打ち出すと安倍総理自身も記者会見で言っているので、そこをしっかり詰めていく必要があると思う」と経済対策への取り組みを強調した。(編集担当:森高龍二)