【株式市場】主力株が次第に重くなり材料株は強いが日経平均は3日続落

2016年7月7日 15:48

◆日経平均の終値は1万5276円24銭(102円75銭安)、TOPIXは1226.09ポイント(8.11ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億3293万株

 7日後場の東京株式市場は、引き続き円高進行に警戒感があり、前場上げたトヨタ自動車<7203>(東1)の上値が重くなり、キヤノン<7751>(東1)は下げ幅を広げるなど主力株に重さが目立った。日経平均も50円安の1万5350円前後を中心に弱モミ合いを続け、終盤は、オプション7月物の売買最終日でもあり、株価指数がらみの売買に押された。主な株価指数は総じて軟調だった。

 後場は、任天堂<7974>(東1)が6日配信開始の「遊戯王デュエルモンスターズ・最強カードバトル!」などに期待とされて一段ジリ高となり、新日本科学<2395>(東1)もiPS細胞関連株の物色再燃とされて一段強含み、日本トリム<6788>(東1)は首都圏の水不足などがいわれて一段ジリ高。Aiming<3911>(東マ)はスマートフォン向けゲーム最新作「彗星のアルナディア」の事前登録開始との発表などが好感されて中盤から急伸し、日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>(JQS)は米アマゾン・ウェブサービスのカートナー認定などが言われて中盤から急伸しストップ高。

 東証1部の出来高概算は18億3293万株(前引けは9億4248万株)、売買代金は1兆8577億円(同9086億円)。1部上場1967銘柄のうち、値上がり銘柄数は484(同712)銘柄、値下がり銘柄数は1337(同1083)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がりした業種は、その他製品、電力・ガス、繊維製品、陸運、医薬品だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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