富士通とオラクル、法人向けクラウドで提携―富士通の国内DCでオラクルのクラウドを提供

2016年7月6日 10:59

 富士通と米オラクル、日本オラクルの3社は6日、日本企業と日本企業の海外拠点向けに高性能クラウドサービスを提供することで戦略的提携を行なうと発表した。富士通の国内データセンター(DC)に富士通とオラクルのクラウドサービスを連携させたクラウド環境を構築し、基幹業務システムなどのクラウド移行を支援するという。

 3社によると、今回の提携では、オラクルのクラウドサービス「Oracle Cloud」を富士通の「FUJITSU Cloud Service K5」と連携させ、高性能なクラウド環境を提供する。富士通の国内データセンターに「Oracle Cloud」環境を設置することで「K5」とデータセンター内で接続し、エンタープライズ・システムで求められる安心・安全なクラウド環境を提供するという。

 米オラクルのチーフ・コーポレート・アーキテクト、エドワード・スクリーベン氏は「企業は高いセキュリティを備えた高性能・高信頼なクラウド・ソリューションを必要としている」「今回の戦略的提携により、日本国内企業、日本企業の海外拠点が包括的なクラウドを利用し、クラウドへの移行を容易に実現する」とコメントしている。

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