マザーズ指数は6日続伸、本日初値のセラクなど直近IPO銘柄に物色/マザーズ市況

2016年7月4日 17:31


*17:31JST マザーズ指数は6日続伸、本日初値のセラクなど直近IPO銘柄に物色
 本日のマザーズ市場は、個人投資家を中心として値動きの軽いマザーズ銘柄への物色が継続し、朝方から買いが先行した。マザーズ指数は日経平均のプラス転換に歩調を合わせ上げ幅を拡大したが、日経平均が上げ一服となった後もじり高の展開が続いた。需給面の重しがない直近IPO銘柄が選好され活況となった。なお、マザーズ指数は6日続伸、売買代金は概算で1645.36億円。騰落数は、値上がり178銘柄、値下がり40銘柄、変わらず11銘柄となった。
 個別では、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や、農業総合研究所<3541>、JIG−SAW<3914>などが堅調。直近IPO銘柄ではバーチャレクス<6193>、ストライク<6196>、VEGA<3542>、アトラエ<6194>がストップ高となり、ホープ<6195>やAWS−HD<3937>も急伸した。ただ、前週上昇の目立ったキャリア<6198>は引けにかけて伸び悩んだ。その他では、リリースの観測されたロックオン<3690>やアクトコール<6064>に加え、インスペック<6656>、グリーンペプタイド<4594>、メディアシーク<4824>がストップ高で取引を終えたほか、アンジェス<4563>、ショーケース<3909>、CRI・MW<3698>などが10%超の上昇となった。一方、アカツキ<3932>やサイバーダイン<7779>がさえなかった。また、アキュセラ<4589>が12%安と大幅に4日続落し、マザーズ下落率トップとなった。
 なお、セラク<6199>は上場2日目の本日、公開価格の約2.6倍となる高い初値を付けた。初値形成後はストップ高まで急伸し、買い気配のまま本日の取引を終えた。《HK》

関連記事

最新記事