6月のデスクトップOSシェア、Windows 10が20%を超える
2016年7月3日 14:18
StatCounterの6月分データによると、Windows 10のシェアが初めて20%を上回っている。 Windows 10は1.9ポイント増の21.88%、Windows 7は1.26ポイント減の42.02%。Windows 8.1は0.92ポイント減で8.66%となる一方、Windows 8は0.1ポイント増の3.52%となっている。このほか、OS Xは0.11ポイント増の9.94%、Windows XPは0.19ポイント減の6.5%、Linuxは0.02ポイント増の1.46%となっている。 世界全体ではWindows 7の半分程度のシェアとなっているWindows 10だが、国・地域別にみると英国やベルギー、アイルランド、スウェーデン、オーストラリアなどでWindows 10が初めてWindows 7を上回り、Windows 10がシェア1位の国や地域は5月の25か国・地域から37か国・地域に増加している。また、フィンランドやフランス、イタリア、シンガポール、カナダ、ノルウェーなどではWindows 10がWindows 7に5ポイント以下の差まで迫っており、これらのうち数か国では7月に逆転する可能性もある。 日単位でみるとWindows 10が休日に増加する傾向は続いており、6月の最終日曜日(26日)にはEU加盟28か国中14か国でWindows 10のシェアが1位となった。欧州主要5か国のうち、月単位でWindows 10が1位なのは英国のみだが、6月26日だけでみるとドイツを除く4か国でWindows 10が1位となっている。 日本ではWindows 10のシェアが前月から4.22ポイント増の25.47%となったが、2.19ポイント減で36.79%のWindows 7とは10ポイント以上の差がある。休日には29%を超えることも多く、Windows 7と5ポイント台の差となっているが、すぐに逆転する感じではなさそうだ。 (続く...) SteamではWindows 10 64 bitが3.26ポイント増の42.94%となり、1.64ポイント減で30.61%となったWindows 7との差を広げている。Windows 8.1は1.01ポイント減の10.07%。32ビット版と64ビット版の合計でみるとWindows 10は3.41ポイント増の44.46%、Windows 7は2.05ポイント減の36.97%、Windows 8.1は1.02ポイント減の10.38%となる。 Net ApplicationsのデータではWindows 10が1.71ポイント増の19.14%となる一方、Windows 7も5月に引き続き増加しており、0.48ポイント増の49.05%となっている。Windows XPは0.31ポイント減の9.78%となり、Net Applicationsの記録がある2007年以来初めて10%を下回った。OS種別ではWindowsが90%を割る状況が4月から続いており、6月は0.1ポイント増の89.79%となっている。一方、Mac OSも4月に9.57%となって以降2か月連続で減少し、6月は0.33ポイント減の8.19%。その結果、Linuxが0.23ポイント増の2.02%となり、初めて2%を超えている。 MicrosoftではWindows 10を実行するデバイスが3億5千万台を超えたと述べている。7月29日には無料アップグレードの提供も終了するが、それまでにどの程度増加するだろうか。 スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | OS | 統計 | デベロッパー
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