マザーズ指数は5日続伸、本日IPOのセラクは初日値付かずの高い人気/マザーズ市況
2016年7月1日 17:18
*17:18JST マザーズ指数は5日続伸、本日IPOのセラクは初日値付かずの高い人気
本日のマザーズ市場は、前日急伸した主力のSOSEI<4565>が反落したものの、中小型株の循環物色の流れが続いた。円相場が強含み、主力大型株が上値の重い展開となったことも中小型株に物色を向かわせた。特に値動きの軽い材料系の小型株や直近IPO銘柄が買われた。なお、マザーズ指数は5日続伸、売買代金は概算で1587.50億円。騰落数は、値上がり176銘柄、値下がり49銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、直近IPO銘柄のキャリア<6198>が活況となり、ストップ高手前まで買われた。また、直近IPO銘柄ではVEGA<3542>とストライク<6196>がストップ高で取引を終えたほか、Jリース<7187>やアトラエ<6194>も急伸した。上値追いの展開が続く農業総合研究所<3541>は引けにかけて値を崩したがプラスを確保した。その他では、インスペック<6656>とショーケース<3909>がストップ高。ショーケースはクラウド型多言語オーディオガイドアプリシステムの本格販売を開始した。自社株買い実施を発表したビーロット<3452>、前期業績を上方修正したGunosy<6047>のほか、ナノキャリア<4571>、アンジェス<4563>などは10%超の大幅高。JIG−SAW<3914>、CRI・MW<3698>、エボラブルアジア<6191>、ミクシィ<2121>、モブキャス<3664>も堅調だった。一方、SOSEIやアキュセラ<4589>、モルフォ<3653>、グリーンペプタイド<4594>、インベスターズクラウ<1435>などが下落。また、オンコリスバイ<4588>、イトクロ<6049>、JIA<7172>がマザーズ下落率上位となった。
なお、本日マザーズ市場へ新規上場したセラク<6199>は買い気配のまま初値が付かなかった。《HK》