マザーズ指数は続伸、本日IPOのベガコーポは初値後ストップ高に/マザーズ市況
2016年6月28日 17:15
*17:15JST マザーズ指数は続伸、本日IPOのベガコーポは初値後ストップ高に
本日のマザーズ市場は、欧米株安の流れを受けて、前日の大幅上昇に対する利益確定売りが先行した。ただ、日経平均が急速に値を戻し底堅さを見せると、マザーズ市場でも安心感から買いが入った。主力のSOSEI<4565>が続伸して指数をけん引したほか、個別材料株や直近IPO銘柄の一角に物色が向かった。ただ、前日同様に売買はさほど盛り上がらなかった。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1409.15億円。騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり65銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、マザーズ売買代金トップのSOSEIが6%近く上昇したほか、ブランジスタ<6176>、ADWAYS<2489>、JIG−SAW<3914>なども上昇。大株主による株式買い増しが続くアキュセラ<4589>は連日のストップ高。前日に新規上場したキャリア<6198>や、ドリコム<3793>、インスペック<6656>、モブキャス<3664>もストップ高で取引を終えた。キャリアは政策関連の直近IPO銘柄として関心が高まったようだ。また、新作ゲームの配信開始を発表したアカツキ<3932>、がんの体外検査薬が日本で特許査定を受けたオンコリスバイ<4588>などが10%を超える上昇となった。一方、フリークアウト<6094>、ミクシィ<2121>、エニグモ<3665>などが軟調。上場後に強い値動きが目立っていたAWS−HD<3937>がストップ安まで売られたほか、同じく直近IPO銘柄の農業総合研究所<3541>も急反落した。
なお、本日マザーズ市場へ新規上場したベガコーポレーション<3542>は公開価格を25%上回る初値を付けた。初値形成後は利益確定売りをこなしてストップ高まで上昇した。《HK》