巨大マイクロプロセッサー「Megaprocessor」が完成
2016年6月25日 22:42
英国・ケンブリッジのJames Newman氏が2013年から製作を続けていた巨大マイクロプロセッサー「Megaprocessor」がついに完成したそうだ(デモ動画 — Tour of the Megaprocessor、The Registerの記事)。
Megaprocessorは40,000個以上のトランジスターと10,000個以上のLEDを手作業でハンダ付けして組み上げられた16ビットマイクロプロセッサーで、動作クロックは20kHz、RAMは256バイト。プロセッサー部分で使用しているトランジスターは15,000個以上だが、半数以上はLEDの駆動に使われている。高さ2m、幅10mで、重量は約500kgという巨大なものだ。ハンダだけでも4kg以上使われており、費用は合計40,000ポンド以上かかっているという。 Megaprocessorには未完成な部分が残るものの、とりあえず全体が組み上げられて動作するようになったということで、Newman氏は22日にバージョン1.0を宣言している。デモ動画ではRAMの状態を示す2,048個のLEDをディスプレイ代わりにテトリスをプレイしており、アセンブラーとエミュレーターにサンプルプログラムを同梱したプログラミングキットも配布されている。 Newman氏はMegaprocessorを時々公開するつもりとのことだが、いつ公開できるかは不明なので、フィードバックページから連絡するか、Facebookページで情報を確認してほしいとのことだ。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | プログラミング | スラッシュバック | 変なモノ | ハードウェアハック | デベロッパー
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