【注目銘柄】ワールドホールディングスは来週29日に1部市場に昇格、今12月期2ケタ増益、年68.5円配当へ増配

2016年6月24日 10:14

 ワールドホールディングス<2429>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。東証1部市場に市場変更、利回り妙味が増すことから注目したい。同社グループは、6月29日に東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定されると22日に発表。「人材・教育ビジネス」「不動産ビジネス」「情報通信ビジネス」の3つのコアビジネスで事業を展開している。

 人材・教育ビジネスでは、R&D事業、テクノ事業、ファクトリー事業、セールス&マーケティング事業、その他事業を運営。不動産ビジネスでは、マンション分譲事業、リノベーション事業、戸建住宅分譲事業、宅地分譲事業、販売受託事業、建物管理事業、プロパティ事業、流通・仲介事業を運営。情報通信ビジネスでは、携帯ショップ事業、法人事業、テレマーケティング事業、ケータイの窓口(オリジナルショップ)を運営している。

 今2016年12月期第2四半期業績予想は、売上高が431億7000万円(前年同期比18.3%減)、営業利益が17億6700万円(同60.6%減)、経常利益が16億8600万円(同62.2%減)、純利益が10億3400万円(同66.7%減)を予想。

 通期業績予想は、売上高が1001億1100万円(前期比13.8%増)、営業利益が62億7500万円(同22.2%増)、経常利益が61億5300万円(同19.9%増)、純利益が38億1400万円(同0.1%増)を見込んでいる。配当予想は期末一括68.5円(同22.8円増)の連続増配を予定している。

 株価は、2月3日につけた年初来高値1590円から2月12日安値1080円まで調整した後、モミ合っていたが、東証一部市場への変更の発表を機にミニゴールデンクロスを示現し、上放れ方向となっている。2012年に策定した5か年の中期経営計画では、最終年度となる今16年12月期売上高1000億円、営業利益50億円目標を掲げていたが、営業利益は上回る見通しで、17年からスタートする次期5か年中計に対する期待感が高まる。今期予想PER9倍台と割安感があるほか、配当利回りも4.4%と利回り妙味もソコソコある。東証株価指数算入に伴う、指数連動型投資信託への組み入れ期待が下支え、一段と騰勢を強めるか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事

最新記事