税金『せこく』。全国でやれば税金あげる必要ない―おおさか維新・松井一郎代表

2016年6月23日 10:45

 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は22日、参院選公示の第一声を大阪市内であげ「キーワードは『セコイ』だ」とアピール。大阪では税金を『せこく』使っている。これを『全国でやれば、税金をあげる必要はない』と訴えた。

 松井代表は、福祉に必要な財源ねん出に「国家公務員・地方公務員にかかる経費(人件費を含む経費27兆円)の15%を削れば4兆円の財源が生まれる。国は天下りも一切見直していないが、大阪府には天下りなどと言う所はもうない」と実際の取り組みでの実績を強調。

 松井代表は低年金者に年間6万円給付する財源(約5600億円)についても「去年と一昨年に国家公務員、地方公務員の給与をみんな上げた。上げた分で4000億円はある。大阪府だけは今年、職員給与を上げなかった。人事院勧告を見送った。それだけでも100億円浮いた」と紹介し「公務員給与を2年前に戻すだけでも財源は簡単に出る」と現実的な考えを示した。

 一方で、「府の職員が納得するのは、知事自らが報酬削減をする。知事がそこまでやるなら納得しよう。それで公務員は士気を下げずに、公僕として府民のためにがんばろうとなっている」と政治家自らが身を切る改革で範を示す必要があると身を切る改革の政党を強調した。

 また、政治とカネの問題に関して、『ザル法』と指摘されている「政治資金規正法の改正を図るため、今回の選挙、全国で6人、仲間をつくって頂きたい」と法案提出が単独でできる政治勢力(参院11人)を持てるよう支持を求めた。(編集担当:森高龍二)

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