みずほFGと日本IBMがブロックチェーン活用に向け、技術検証

2016年6月22日 18:07

 みずほフィナンシャルグループと日本アイ・ビー・エムは、21日、分散型台帳技術であるブロックチェーンの活用に向けた技術検証を開始することに合意した。

 ブロックチェーンは、取引記録や資産登録簿などのデータを分散型ネットワーク上の参加者が安全に共有し管理する技術で、低コストでの構築運用が可能と考えられている。両社は決済業務の領域において仮想通貨等の検証作業を開始する。

 ブロックチェーンは、多くの実証実験が行われるなど金融業界だけではなく幅広い業態で高い関心を集めている。技術検証では、日本IBMが提供するアプリケーションの短期開発支援サービス「IBM Garage」を通じ、決済業務におけるブロックチェーンの適用可能性および仮想通貨の実現性について評価等が実施される。

 みずほは、「技術検証を通じてブロックチェーン技術や仮想通貨に関する研究を進め、より利便性の高いサービスの提供や技術の飛躍的進化にも対応する新しい金融サービス創造を推進していく」、日本IBMは「アプリケーションの開発者が高いセキュリティーを保ちながら、分散台帳を容易に構築できる技術を提供していく」としている。

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