中国軍艦の領海侵入時に安倍首相・菅長官とも遊説、甚だ不適切―民進党
2016年6月18日 19:07
民進党は中国軍艦が沖縄県北大東島北の接続水域に侵入したことを受け、18日までに「一方的に緊張を高める中国側の姿勢に厳しく抗議する」との談話を発表した。
また政府の危機管理の在り方に「我が国の安全保障上の緊急事態に対し、総理官邸の対応は緊張感に欠け、極めて不十分なものであったと言わざるを得ない」とし「とりわけ、15日の事態(中国艦が鹿児島県口永良部島西の領海に侵入した)発生直後に、総理と官房長官双方とも選挙遊説のために官邸を空にしたことは、甚だ不適切と断じざるを得ない」としている。
そのうえで「政府は早急に危機管理体制のあり方を改め、さらなる緊張感を持って、不測の事態に備え万全を期すように求める」と提起した。
談話の中で、国会に提出している領海警備法案について「国の領土、領海、領域を断固として守るため、安倍政権は領域警備の重要性を認識し、法案の一刻も早い成立を期すべき」とも求めている。(編集担当:森高龍二)