テレビ会議システムを利用した徳島県神山町の「遠隔授業による塾」、打ち切りへ

2016年6月15日 15:07

Dosa 曰く、 徳島県神山町では、町内に民間の学習塾が少ないことを補う方策として、中学生を対象にテレビ会議システムを利用した遠隔授業による放課後塾が提供されていたが、このほどこれを打ち切って教室内に講師を配置した対面授業に切り替えた。直接の理由は遠隔授業の参加生徒数が激減したことだが、生徒数が減少した理由として指導が十分でなかった、機材トラブルが多かった、といった問題が挙げられている。

 神山町といえばブロードバンド環境を整備したサテライトオフィスの誘致を図る取り組みの先進事例とされ消費者庁機能移転先のひとつとも目されているが、教育でのブロードバンド活用はうまくゆかなかったようだ。

 「高速ネットワークを活用した遠隔○○」が様々に提案されるなか定着するものもあれば消えてゆくものもある。それらを分けるポイントは何なのか、スラド諸氏にもお心当たりあるのではなかろうか。

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