自動化を活用して6年間ほぼ仕事をしなかったエンジニア、プログラミングを忘れる
2016年6月15日 15:07
taraiok 曰く、 米サンフランシスコ・ベイエリアのある有名企業で働いていた男性が、「自動化を活用して6年間まったく仕事をせずに給料を貰っていた」そうだ(PayScale、Interesting Engineering、Slashdot)。
Redditへの投稿(現在は削除済み)によると、この男性はソフトウェア品質保証テストの仕事をしていたそうで、入社後8か月は仕事に必要な作業をすべて自動化するプログラムを作ることに専念。プログラムが完成したあと6年間はまったく仕事をせずに年間95,000ドルの給料を貰うことに成功したという。週40時間の勤務時間中はオフィスでパソコンの前に座り、ゲームをプレイしたりネットを見て時間を潰していたそうだ。
社内に友人もおらず、仕事の内容的にもソフトウェアの開発者と時折合う程度だったのでバレずにすんでいた模様。しかし先日これがついに会社にバレてしまい、解雇されることになってしまったそうだ。さらに悪いことに、彼は6年の間でコンピュータやコーディングの知識を忘れてしまっており、「市場価値のあるスキル」がなにもない状態になってしまっていたという。ただ、彼は親と同居しており、食事も母親が作ったものや安いフィッシュサンドばかりで、結果6年間で20万ドル以上の貯金を作っていたために経済的には困窮していないようだ。プログラミング自体は好きだそうで、現在またコーディングの勉強を始めているとのこと。
スラドのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | プログラミング | IT
関連ストーリー: コンピュータが肩代わりできる仕事は単純作業だけではない 2016年01月18日 米調査、ソフトウェア開発者の56%がいつか億万長者になることを期待 2014年04月19日 「優秀なソフト開発担当者」、実は自分の仕事を勝手にアウトソーシングしていた 2013年01月18日 労働者集団をAPI経由で管理・操作できるシステムHumanoid 2011年11月07日