ブドウなしでワインをつくろうとしているスタートアップ
2016年6月14日 17:36
米Ava Wineryというスタートアップ企業が、ブドウを使用せずにワインを化学的に合成するための研究開発を行っているという(WIRED)。
Ava Wineryは既存のワインの成分を分析し、香料やエチルアルコールなどを組み合わせてそれを忠実に再現することを目指しているという。すでにシャンパン「ドン・ペリニョン(ドンペリ)」を再現するための研究が進められているそうだ。
ただ、現段階では色や泡の出方や香りなどが本物と異なるとレビューされているという。なお、日本では古くから「合成清酒」という、人工的に合成した日本酒(のようなもの)が存在している。ワインやウイスキー的なものをエチルアルコールをベースに作った合成ワインや合成ウイスキーなどもかつては多くあったようだ。
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