Microsoft、LinkedInを総額262億ドルで買収へ
2016年6月14日 17:37
headless 曰く、 MicrosoftとLinkedInは13日、MicrosoftがLinkedInを買収することで最終合意に達したことを発表した(プレスリリース、VentureBeat、Neowin、Ars Technica)。
Microsoftは10日のLinkedIn株の終値を49.5%上回る1株当たり196ドルを現金で支払い、買収総額は262億ドル。Microsoftによる企業買収としてはSkype(90億ドル)やNokia(73億ドル)の買収総額を大きく上回り、過去最高額となる。
LinkedInのブランドは買収後も変更されることはなく、社風や独立性も保たれるという。また、LinkedInのジェフ・ワイナー氏はCEO職にとどまる。Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏はLinkedInとMicrosoft Office 365、Microsoft Dynamicsの相乗効果による成長の加速を狙っているようだ。買収は年内に完了する見込みとのこと。
LinkedInは会員数4億人を超え、月間のユニークビジター数は1億人以上という世界最大のプロフェッショナル向けSNSだが、近年は使い勝手の悪さや大量のスパムなど、ユーザーの満足度は低下していた。
買収の発表前にMicrosoft株は一時的に取引停止となっていたが、取引再開後に株価は5%以上下落したとのことだ。
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