中国:パナソニックがEVパーツ合弁、北京汽車とエアコン部品工場建設へ

2016年6月14日 10:56


*10:56JST 中国:パナソニックがEVパーツ合弁、北京汽車とエアコン部品工場建設へ
パナソニック<6752>が中国で電気自動車(EV)部品の合弁生産に乗り出す予定だ。投資パートナーには、北京汽車グループを選定する。各社の持分は、北京汽車グループが54%、パナソニック現地子会社が残り46%。主要部品の生産子会社を天津市に設立する計画だ。中国政府系メディアが13日までに伝えた。
まずカーエアコン向けのコンプレッサーを生産する。EVの航続距離を延長する狙い。節電性能を強化する計画だ。投資額は数百億円を見込む。
北京市政府系の北京汽車集団は、北京汽車(1958/HK)や北汽新能源汽車(BAIC BJEV)などを傘下に置く。北京汽車グループ全体の中国新車販売数は国内5位。自社ブランド「北京」「威旺」などのほか、独ダイムラー、韓国ヒュンダイと合弁ブランドを展開する。一方、EV部門の北汽新能源汽車は、09年11月に設立された。北京工業発展投資管理、北京国有資本経営管理センター、北京電子控股などの北京市政府系企業が共同出資している。

【亜州IR】《ZN》

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