企業の景況感が2期連続マイナス
2016年6月14日 16:37
財務省と内閣府が13日に発表した4~6月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業のBSI(景況判断指数)はマイナス7.9だった。マイナスとなるのは2四半期連続で、1~3月期のマイナス3.2よりマイナス幅が広がった。
BSI値は景況が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた割合を引いた数値。円高や熊本地震の影響が景況感悪化の背景にあるとみられる。中堅企業全産業はマイナス7.0、中小企業全産業はマイナス16.9だった。
7~9月期の見通しは、大企業全産業ではプラス5.8と好況に転じるとみているが、中小企業全産業ではマイナス9.3と依然として厳しい見通しが示された。