参院選は日本分かれ道の選挙―民進・玄葉選対委員長
2016年6月13日 16:40
民進党の玄葉光一郎選対委員長は12日のNHK番組で、6月22日公示、7月10日投開票で実施される参院選挙は「日本の分かれ道になる選挙」と重要な選挙であることを強調した。
玄葉選対委員長は「アベノミクスは『誰のミクスなのか』。強いものをより強くというのがアベノミクスだ」と指摘した。そのうえで「我々は普通の人が豊かになること、多くの人を置いてきぼりにしない経済政策に軌道を修正する」とし「民主党政権時の方が実質経済成長率も良かった」と語った。もう一点は「集団的自衛権をフルに認めるのか、認めないのかが大きな争点になる」とした。
日本共産党の小池晃書記局長は「3年前にアベノミクスと言い、選挙が終わったら特定秘密保護法を強行した。1年半前の総選挙でもアベノミクスといって、選挙が終わったら安保法制を強行した。今度は、まさに立憲主義の問題だ。憲法に基づく政治を取り戻すのか、どうかの選挙だ。戦争法を廃止、立憲主義・平和主義、民主主義を取り戻すのか、明文改憲のうえに法律を変えて、戦争のできる国に突き進むのか、アベノミクスやTPP、原発再稼働の問題も問われる選挙」とした。
自民党の茂木敏充選対委員長は「日本を取り巻く安全保障環境は大きく変わってきている。北朝鮮問題をみても、中国の尖閣の問題をみても変わってきている。必要な法整備、態勢の整備は国会の中でしっかり議論して、進めていきたいと思っている」とし、昨年の安保法制が憲法違反にあたるとして野党4党が廃止に向けて一致団結していることについては正面から対峙する発言は避けた。(編集担当:森高龍二)