シンガポール政府、公務用端末のインターネット接続を遮断へ
2016年6月10日 22:08
あるAnonymous Coward 曰く、 シンガポールが公務用端末でインターネット接続をブロックすることを決めた(BBC、AFP)。
政府はマルウェアによる情報漏洩やサイバー攻撃を防止することで「より安全な職場環境」を実現できるとしている。公務関連のメールを私用メールに転送することも禁じられる。すで公務に携わる特定グループの作業端末でインターネット接続の切断を始めており、今後1年かけて残りの端末でも順次実施していくとのこと。対象となる端末は10万に上るとのことで、2017年5月には完了予定という。
電子メールは今後も利用でき、インターネット接続に関しては専用の端末が設置されるとのこと。また個人の端末でのインターネット接続は制限されない。
シンガポールはインターネットが非常に普及しており、医療や行政などインターネットを通じて利用できるサービスも多い。今回の決定は同国で驚きや懐疑的な反応を呼んでいるとのことだ。
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