タニタとつくばウエルネスリサーチ、自治体向け健康支援サービスで提携
2016年6月9日 22:35
タニタとつくばウエルネスリサーチは9日、自治体に向けた健康支援サービスの提供を目的とした業務提携を締結し、10日からサービスの販売を始めると発表した。タニタが自治体や企業に提供している医療費適正化パッケージに、つくばウエルネスリサーチが開発した10万人以上のデータによる科学的根拠に基づいたプログラムを融合させる計画。
つくばウエルネスリサーチのプログラムは、全国50以上の自治体や企業の健康保険組合などに提供している健康増進支援サービスのノウハウに加え、中央省庁との連携による実証実験で得られた生活習慣病予防効果や介護予防効果などのエビデンスに基づいて構築されている。体力年齢の若返りに加え、副次的効果として年間1人当たり約10万円の医療費抑制に成功したという。
このプログラムとタニタの健康計測機器、健康サービスによる「タニタ健康プログラム」とを連携させることで、さらに効果的な健康づくりを目指す。システム面ではオープンプラットフォーム化を進め、複数メーカーとの連携も想定して、自治体の様々なニーズに柔軟に対応していく。両社は3年間で延べ300自治体での導入を目指している。