機械受注「4月の実績は大きく減少」―内閣府

2016年6月9日 16:19

 内閣府が9日発表した4月の機械受注統計によると、受注総額は前月比12.8%減の2兆2,672億円だった。3月は同15.8%増だったが、1月以来のマイナスとなった。内閣府では「機械受注は、持ち直しの動きがみられるものの、4月の実績は大きく減少した」としている。

 需要者別にみると、民需は3月に2.0%増となった後、4月は20.2%減の9,478億円。 このうち、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」は3月に5.5%増の後、4月は11.0%の減少となった。内訳は、製造業が13.3%減、 非製造業が3.9%減だった。官公需は3月に49.9%増の後、4月は防衛省、地方公務等で減少したことが大きく、35.7%減の2,307億円となった。

 外需は、3月の28.5%増の後、4月は産業機械、電子・通信機械等で 増加したものの、航空機、鉄道車両等で減少して6.9%減だった。

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