政治から読み解く【経済と日本株】民進・金子議員:世界初のスイス国民投票で7割超が反対

2016年6月6日 18:48


*18:48JST 政治から読み解く【経済と日本株】民進・金子議員:世界初のスイス国民投票で7割超が反対
民進党の金子議員は「世紀のバラマキ策に“ノー” 世界初のスイス国民投票で7割超が反対 全住民に月27万円支給は「労働意欲そぐ」」とツイート(6/5)。


報道によると、スイス全住民に対して無条件に毎月、一定額を支給する「最低所得保障」の導入をめぐる国民投票が5日に行われた。暫定的な開票結果によると、反対が76.9%、賛成23.1%で反対が大きく上回っており、否決された。最低所得保障の是非を国民全体に問うのは世界で初めてのケースとなった。大人に月2500スイスフラン(約27万円)、
子供に625スイスフランを支給するとし、国内の外国人も対象になると想定していた。


最低所得保障制度の推進派は、「国内の貧困や不平等の是正につながる」と指摘していたようだが、反対派はコスト増や労働生産性の低下につながることを懸念している。ただし、以前行われた世論調査では、最低所得保障制度が導入されてもこれまで通り仕事を続けると答えた割合が多かったもようだ。最低所得保障制度は貧困撲滅や格差是正のための手段の一つとして今後多くの国が検討する可能性がある。《MK》

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