NYの視点:国民投票を控えて英国のEU離脱懸念がくすぶる
2016年6月1日 07:28
*07:28JST NYの視点:国民投票を控えて英国のEU離脱懸念がくすぶる
英国は6月23日に欧州連合(EU)の離脱の是非を問う国民投票を控えている。当初は、欧州連合(EU)残留支持が多数派だったが、国民投票日が近づくにつれ、EU離脱を支持する意見も増えており拮抗している。結果を見るまでどちらに転がるかわからない状況で、ポンドやユーロ売りに加えて英国のEU離脱を警戒したリスクオフの動きも目立つ。英国がEU離脱を選択した場合、世界経済に更なる不透明性が加わることになり、米連邦公開市場委員会(FOMC)も6月または7月会合での利上げを計画通り進めることは困難になる。
■英国のEU離脱に関する世論調査
EU残留支持 EU離脱支持 わからない
5月30日(ICMオンライン ) 41% 44% 15%
5月29日(ICM電話 ) 38% 40% 21%
5月25日(BMGオンライン ) 44% 45% 12%
5月24日(Survation電話 ) 44% 38% 18%
5月24日(YouGovオンライン) 41% 41% 17%
5月22日(ICMオンライン ) 42% 40% 18%
5月17日(ComRes電話) 51% 41% 8%
5月17日(YouGovオンライン) 44% 40% 15%
5月16日(Ipsos Mori電話) 48% 35% 17%
5月15日(ICMオンライン ) 41% 42% 17%
5月15日(ICM電話 ) 43% 34% 23%
(出所:bbg)《NO》