【注目銘柄】レオン自動機は二番底形成から出直る、今期最高益更新で割安感強い
2016年5月30日 11:18
レオン自動機<6272>(東1)は、今期営業最高益更新に迫る見通しで、割安感があることから注目したい。チャートは、二番底形成から出直る展開だ。
同社は、「存在理由のある企業たらん」の創業の精神を忘れることなく、引き続き食品成形技術のパイオニアとして、世界の民族食生産機械として定着した包あん機(食品成形機)および「シートからパン」を基本とするストレスフリー製パンシステムのより一層の充実を図るとともに開発提案型企業として新製品開発に注力している。食品の安全性及び高品質、低価格を可能にし、世界の食文化に貢献する生産効率の高い多品種自動生産システムの供給とサービスの提供をしている。
5月10日大引け後に発表した前2016年3月期業績実績は、売上高が251億円(前の期比9.0%増)、営業利益が23億7000万円(同7.6%増)、経常利益が25億2000万円(同8.6%増)、純利益が17億1000万円(同8.7%減)に着地。
今17年3期業績予想は、売上高が249億円(前期比0.6%減)、営業利益が25億3000万円(同6.7%増)、経常利益が25億7000万円(同2.0%増)、純利益が18億円(同5.2%増)を見込んでいる。年間配当予想は20円(同1円増)と増配を予定している。
株価は、1月5日の年初来高値827円から2月12日に年初来の安値545円と調整を挟んで3月18日高値731円と上昇。5月12日安値570円と売り直され二番底形成から出直る動きでミニゴールデンクロスを示現し、短期的に上値指向を強めている。5月29日(日)朝7時から日本テレビ系列全国ネットで放映の「所さんの目がテン!」において同社を紹介。市場の関心が高まると期待する。今期営業利益は1990年3月期の過去最高益25億5800万円に迫る見通しで、今期予想PER11倍台、PBR0.88倍と割安感がある。配当利回りは3.2%と利回り妙味がソコソコあり、見直し余地が拡がる。上値抵抗線の731円を突破出来るか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)