Microsoft、ありがちなパスワードの使用を禁ずることで他社サービスから流出したパスワードによる攻撃に対抗

2016年5月29日 07:53

Microsoftでは他のWebサービスから流出したパスワードによる攻撃に対抗するため、ありがちなパスワードの使用を禁止する措置を取っているそうだ(Active Directory Team Blogの記事The Registerの記事Softpediaの記事)。 Webサービスから流出したアカウント情報がダークウェブで売買の対象になっていることがたびたび報じられるが、サイバー犯罪者は該当のアカウントを攻撃するだけでなく、多くのユーザーが共通して使うパスワードのリストを作成して別のアカウントへの攻撃にも使用しているという。 Microsoftは多くのユーザーに共通するパスワードのリストを元に、設定を禁止するパスワードを選択しているそうだ。また、Microsoftのアカウントに対する攻撃は1日1,000万件を超えており、ログイン試行に使われたパスワードのリストを使って設定を禁止するパスワードを動的に更新しているとのこと。 こういった措置はすでにMicrosoftアカウントに適用されている。Azure ADでは現在プライベートプレビューの段階だが、今後数か月の間にすべてのAzure ADテナントへロールアウトしていく計画とのことだ。 なお、Ars Technicaの調査によると、ありがちなパスワードの中にも「Pa$$w0rd1」のように設定可能なものがあるようだ。 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | マイクロソフト | 情報漏洩

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