【銘柄フラッシュ】リミックスポイントが急伸し「G7宣言」受け銀行株などジリ高

2016年5月27日 17:02

 27日は、上場投信を除く東証1部の値上がり率1位がガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東1)の30.0%高となり、人気ゲーム「パズドラ」の中国版開始などが好感されて1月初につけた年初来の高値を一気に更新。2位はトランザクション<7818>(東1)の14.7%高となり、26日に業績・配当予想を増額発表したことが連日好感されて上場来の高値を約10カ月ぶりに更新。3位は日本アジア投資<8518>(東1)の13.1%高となり、政府が日本企業の国際競争力強化に向けて円借款の手続きを3分の1以下にするとの報道などが蒸し返されて出直りを強め高値に接近した。

 伊勢志摩サミットの「G7伊勢志摩首脳宣言」が正午過ぎに伝えられ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8316>(東1)などの銀行株や第一生命保険<8750>(東1)などの保険株が一段ジリ高。銀行にとって副作用の大きいマイナス金利にとどまらず幅広く景気の下ぶれリスクに対処することなどに期待が集まった。オープンハウス<3288>(東1)も後場一段ジリ高の10.2%高。

 FPG<7148>(東1)は東海東京証券が目標株価を引き上げたと伝わり11.0%高。雪印メグミルク<2270>(東1)は好業績や好需給が言われて経営統合後の高値を更新し3.9%高。光陽社<7946>(東2)は26日発表の前期決算や今期見通しが好感されて20.2%高。ランドコンピュータ<3924>(東2)は金融業界向けが大きく改正銀行法の成立は追い風との見方があり10.8%高と高値を更新。

 カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は抗がん剤の新薬候補を米社にライセンス供与との発表などが言われて朝から買い気配のままストップ高の17.6%高。カーディナル<7855>(JQG)はクレジットカードの悪用防止を測る目的で経済産業省がICカード対応の読み取り端末の導入を加盟店に義務づける方針と日本経済新聞で伝えられ大引けまで買い気海のままストップ高の17.6%高。

 リミックスポイント<3825>(東マ)は子会社ビットポイントが仮想通貨ビットコインなどの取引所サイトを開設とされて急伸し27.4%高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は業績好調に加えてHPの「今週の採用タイトル」でいぜん同社製品が活発に使われていることなどが言われ9.2%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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