弁護士設計のスマホアプリ「残業証拠レコーダー」登場、GPS情報を証拠としてサーバーに記録
2016年5月26日 17:15
あるAnonymous Coward 曰く、 サービス残業が問題となる昨今であるが、ついに残業代請求を扱っている弁護士が示談や裁判の流れを前提に開発した、証拠として使えるAndroid用アプリ「残業証拠レコーダー」が登場した(公式サイト、プレスリリース、ITmedia、RBBTODAY)。
残業証拠レコーダーは「毎日長時間労働をしているのに残業代が出ない」といった労働者のための残業代推計・証拠確保アプリ。弁護士が開発に関わっているとのことで、実際の裁判で使えるような記録を残せるのが特徴。GPS情報や労働時間のメモを証拠としてサーバーに記録することで、タイムカードが無い人や定時で押している人にも対応する。シフト制やフレックス等の勤務体系にも対応しており、直行直帰が多い方も常時追跡モードでカバー。アプリ内からワンクリックで弁護士に相談が可能など、至れり尽くせりな設計となっている。
またアプリには「残業代概算シミュレーション」(Web版もあり)も組み込まれており、「裁量労働だから」「みなし残業代だから」といったありがちな虚偽説明を見破れるようになっている。iPhone版は6月リリース予定。残業代訴訟がお手軽になることで、過払い金請求のようにブームがやってくるのだろうか?
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