東大の教育用計算機システムにハイパーバイザを使ったトリプルブート対応のMacが導入される
2016年5月21日 13:08
東京大学の学生・教職員向け教育用計算機システム(ECCS)がASCII.jpで紹介されている。このシステムではハードウェアとしてはMacを使用しているが、UEFI等がカスタマイズされており、ネットワーク経由でWindowsおよびOS X、LinuxのいずれかのOSイメージを各マシンに配信し、それぞれをブートできる仕組みになっているそうだ。
このシステムは「vThrii」と呼ばれており、vThriiがハイパーバイザーとして稼働して各OSはその下の仮想環境内で動作することになる。これにより、たとえばユーザーがストレージに変更を加えた場合でも再起動するだけでそれを元に戻したり、差分形式でOSイメージを配信したりといったことが可能になるという。いっぽう、現状ではOS内で仮想マシンを動かせないというデメリットもあるそうだ。
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