欧州為替:売り買い交錯か、FOMC議事録受けた波乱に警戒も
2016年5月18日 19:32
*19:32JST 欧州為替:売り買い交錯か、FOMC議事録受けた波乱に警戒も
『米株式市場』
市場の関心は米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録となる。17日の米国市場では、住宅着工件数や消費者物価指数、鉱工業生産など予想を上回る経済指標の発表が相次いだことで、FRBによる追加利上げが早まるとの見方から売りが優勢の展開となった。
足元では、アトランタ連銀総裁とサンフランシスコ連銀総裁が利上げに積極的な姿勢を示したことも嫌気されており、議事録により利上げあるいは据え置きのリスクをめぐる米当局者らの考えが明らかになろう。市場では6月の利上げの可能性は低いとみており、議事録で可能性が高まる局面においては、波乱の展開につながる可能性がある。
グローベックスの米株先物はNYダウで8ドル安程度と小動き。欧州は高安まちまちである。経済指標ではフィラデルフィア連銀製造業景況指数(5月)、新規失業保険申請件数(先週)、消費者信頼感(先週)、景気期待指数(5月)、景気先行指数(4月)が予定されている。予想を上回る結果が続いており、予想を上回る内容となれば、やはり利上げが早まるとの見方につながろう。《TY》