東京ディズニーランド、2020年度までに「美女と野獣エリア(仮)」などを開発へ

2016年5月16日 11:17

 オリエンラルランド<4661>は、東京ディズニーランドのファンタジーランドの新エリアとして大型アトラクションを有する「美女と野獣エリア(仮称)」や、ライブエンターテイメントシアターをオープンさせるほか、隣接するトゥモローランド、トゥーンタウンに新規アトラクション、新規キャラクターグリーティング施設を2020年度までに導入すると発表した。

 同社は、14年にアナウンスした「2023 ありたい姿」において、「2023年までに高い満足度を伴った入園者数を恒常的に3000万人レベルとする」ことを目標として掲げているが、14年度以降の入園者数レベルが同社の想定よりも早いペースで高まりを見せていることを受けて、この目標の達成を20年度へと前倒して実現するために、これまで発表していた開発計画の一部を見直すことにしたという。

 同社は年間500億円レベルの継続的な投資を通じて、新規エリアや大型アトラクションといった大規模開発からサービス施設の充実に至るまで、あらゆる視点でパークの環境づくりを推進し、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを世界で唯一の魅力に満ち溢れたテーマパークへと進化させていくとしている。

 現在トゥモローランドにある「グランドサーキット・レースウェイ」や「スタージェット」、一部の飲食施設、商品施設をクローズし、「美女と野獣エリア(仮称)」などをオープンさせるほか新施設を導入する。これら新規エリア/新規施設の開発に向けた総投資額は750億円レベルとなる見込みだ。また、このほかにもアトラクションやエンターテイメントプログラムの刷新やリニューアルを実施する予定としている。

 「美女と野獣エリア(仮称)」は、ディズニー映画『美女と野獣』の世界を体感できるアトラクションだ。このエリアには、野獣の住む城やベルたちの住む村があり、まるで映画の世界に入り込んだような風景が広がっているという。

 野獣の住む城にはディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした日本オリジナルの大型アトラクションが導入されるほか、ベルたちの住む村にはショップやレストランがオープンする予定だ。(編集担当:久保田雄城)

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