映画『地球に落ちて来た男』デヴィッド・ボウイ初主演作、全国で追悼上映
2016年5月14日 12:00
デヴィッド・ボウイ初主演映画『地球に落ちて来た男』の追悼上映が決定。2016年7月16日(土)より、ユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国の劇場で順次公開される。
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2016年1月10日、この世を去ったデヴィッド・ボウイ。その2日前に69歳の誕生日を迎え、2年ぶりのアルバム『ブラックスター』を発表したばかりだった。美しき孤高のロック・スターは、俳優としてもスクリーンで異彩を放つ存在で、『地球に落ちて来た男』は彼の初主演作だ。ウォルター・テヴィスの同名SF小説を実写化した本作で、新天地を求めて地球に降り立った美しき宇宙人役を演じている。
監督のニコラス・ローグも、初監督作品『パフォーマンス』(1970年)ではミック・ジャガーを、『地球に落ちて来た男』の次作『ジェラシー』(1979年)ではアート・ガーファンクルを主演に迎えるなど、ミュージシャンの身体を映画の中心に置いてきた異色の存在だ。
当初、この映画のための曲も用意していたとうボウイ。しかしあくまでも俳優としてのデヴィッド・ボウイを必要としていた監督のニコラス・ローグの意向もあり、演技に全力を注ぐことに。そのボウイの代わりに、ママス・アンド・パパスのリーダー的存在であったジョン・フィリップスが音楽を担当している。
また、本作の劇中では、ルイ・アームストロング「ブルーベリー・ヒル」、ロイ・オービソン「ブルー・バイユー」、アーティ・ショウ「スターダスト」など、懐かしの名曲が印象的に挿入されている。
今は亡き偉大なロックスターに思いを馳せながら、是非大スクリーンで本作を鑑賞してみてはいかがだろう。
【上映情報】
『地球に落ちて来た男』追悼上映
公開日:2016年7月16日(土)よりユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク、バック・ヘンリー、バーニー・ケイシーほか
監督:ニコラス・ローグ
脚本:ポール・メイヤーズバーグ
原作:ウォルター・テヴィス
音楽:ジョン・フィリップス、ツトム・ヤマシタ
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
原題:The Man Who Fell To Earth
1976 年/イギリス/カラー/139 分/デジタル © 1976 Studiocanal Films Ltd. All rights reserved.
■先行上映について
「爆音映画祭 in 京都 2016」5月19日(木)・20日(金)
「爆音映画祭 in 神戸 2016」7月16日(土)〜22日(金) <予定>
※以降、「爆音映画祭 in 仙台」「YCAM 爆音映画祭 2016」でも爆音上映。