【銘柄フラッシュ】栄電子など急伸し平田機工は熊本地震の「義援金銘柄」とされてストップ高

2016年5月13日 16:39

 13日は、東証1部の値上がり率1位がトクヤマ<4043>(東1)の30.4%高となり、12日の決算発表での今期の業績見通しや企業再生ファンドによる支援観測などが好感されて急伸。2位は日本写真印刷<7915>(東1)の24.0%高はストップ高となり、12日発表の3月決算では今期予想をオール減益としたが、JPモルガン証券は目標株価を2300円から3000円に引き上げたと伝えられ、市場の下馬評ほど業績は悪くなかった様子。3位はネクソン<3659>(東1)の20.8%高となり第1四半期決算は営業8割減益だったが野村證券は目標株価を2000円から2200円に引き上げたと伝えられ買い優勢。

 前引け後に3月決算や今期予想を発表した東洋エンジニアリング<6330>(東1)は急伸して大引けも11.0%高。正午に発表した富士紡ホールディングス<3104>(東1)も7.2%高、MCJ<6507>(東2)も急伸して7.1%高。13時に発表した阪和興業<8078>(東1)も急伸して8.9%高、ティーガイア<3738>(東1)は一段高となり7.7%高。13時40分に発表したシンフォニアテクノロジー<6507>(東1)は急伸して16.3%高。14時過ぎに発表したニチバン<4218>(東1)は一段高となり12.0%高。栄電子<7567>(JQS)は14時30分の発表後に急伸してストップ高の29.6%高。

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は好決算に加えて株式分割と株主優待開始も発表したことなどが好感されてストップ高の22.2%高。アクトコール<6064>(東マ)は引き続き5月末の株主への株式3分割などが材料視されてストップ高の21.6%高。平田機工<6258>(JQS)は好決算に加えて本社を熊本に移すと発表し、一部には「兜町の義援金銘柄」との見方もありストップ高の22.3%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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