野党共闘の実効を一層あげる必要強調 生活・小沢代表
2016年5月12日 21:06
生活の党の小沢一郎代表は記者会見で記者団から衆院北海道5区の敗因についてどう見ているのかを聞かれ、野党共闘という形になったが、まだ、政権与党の自公にかわる野党共闘にまでは有権者に映っていないということだとの受け止めを示した。
小沢代表は「良く戦ったという声を頂くが、1万票の差は大変な差。そのことを自覚してかからないと。参院選挙でも良く戦ったけれども負けたというのは話にならない。良く戦っても負けは負け。勝ったという話にしないと」と野党共闘の実効を一層あげていく必要を強調した。
小沢代表は「野党が互いに選挙に臨む態勢をもう一段しっかりしたものにしていかなければならない。(でなければ)国民に受け入れられない」と語った。
山本太郎共同代表は憲法学者の小林節氏が政治団体「国民の怒りの声」を立ち上げ、安保法制廃止へ一層取り組むこととなったことに、「今の政党に任せてられないという色んな局面を見ておられたのかなと思う。それが(野党共闘での選挙に)どのように作用するのか今は分からない」と語った。
小沢代表は「小林氏が言っておられる主旨に同感」としながらも「現実に選挙戦を戦って、国民の支持を得るというのはそんなに簡単な話ではない。やはり、多くの皆さんと力を合わせて『政治を変えないと』という声を結集させないと国民は本気になってくれない」と答え、多くの選挙を戦ってきた小沢氏らしい側面をうかがわせた。
小沢代表は「今の安倍政権では駄目と思っている政党、団体、立候補を志す人たちがひとつの旗の下に戦わないと国民の納得や期待を得ることはできない。選挙直前までその努力をし、実現できれば良いと思っている。実現できれば、国民に必ず受け入れられる」と語った。(編集担当:森高龍二)