研究用の遺伝子組み換え植物、研究施設の外となる大学の敷地で見つかる

2016年5月12日 21:02

あるAnonymous Coward 曰く、 適切な管理が義務付けられている実験用の遺伝子組み換え植物が屋外に生えているのが見つかったそうだ(NHK)。

 発見された場所は奈良先端科学技術大学院大学の敷地で、実験用に遺伝子が組み換えられたアブラナ科の植物「シロイヌナズナ」が見つかったという。このシロイヌナズナは、普段は研究用の温室で管理されているが、先月20日に学生が温室の外の敷地で生えているのを見つけたとのこと。

 大学は生えていたおよそ290株を除草剤で取り除き、周りの土も回収したとしている。大学では研究用の温室に入った人に種が付着し、外に運ばれた可能性があるとしている。大学は「すべて取り除き、生態系などへの影響はない」と説明している。

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