パチンコホ−ル運営のオークラ、香港でIPO申請
2016年5月11日 12:25
*12:25JST パチンコホ−ル運営のオークラ、香港でIPO申請
パチンコホールを運営するオークラがこのほど、香港証券取引所に上場申請を提出していたことが分かった。パチンコホールの香港上場は、ダイナム・ジャパン(6889/HK)、ニラク(1245/HK)に次ぐ3社目。IPOによる調達資金は、パチンコホール会社の買収やホールのリニューアルなどに投入する計画という。現地メディアが11日伝えた。
香港証取に提出された申請書類によると、オークラは現在、九州を中心にパチンコホール17店舗を運営する。店舗数で見た業界ランキングは68位(2015年末現在、日本のパチンコホール数は3572店舗)。14年の貸玉収入ベースで、市場シェアは0.2%という規模だ。15年12月中間期では、同収入が前年比9.9%減の238億4900万円に縮小した。11月に実施されたパチンコ・スロットの規制の変更が客入りに影響したという。
このほか、中国政府系コングロマリットの華潤集団が今年第3四半期(7~9月)にも、傘下の華潤医薬を香港市場に上場させる見通しだ。調達規模は15億~20億米ドル。医薬品事業は華潤集団が展開する7大業務の一つで、すでに傘下の華潤三九医薬(000999/SZ)、華潤双鶴薬業(600062/SH)などを本土A株市場に上場させている。
【亜州IR】《ZN》