総務省、2020年までに全小中高での無線LAN導入を決定
2016年5月10日 17:07
hypnos 曰く、 総務省は2017年度の概算要求において、全小中学校および高校に無線LANを導入するための補助費用を計上する方針だという。
先日決定した2020年度の電子教科書導入に向けたインフラ整備と、災害時における被災者や一般市民への回線開放の2つの目的があるとのこと。現在無線LANを利用できる小中高校は全体の24%に留まることから、ルータ等の設置費用の5割を補助することで整備率を高める狙いだ。財源としては、電波使用料を検討しているという。ただ、設置後の諸費用は学校側が負担しなければならないとのこと。
タレコミ子としては、既に24%もの小中高校が無線LANを導入していることに驚きであるが、果たしてそれらが本当に運用されているのか、というのは疑問だと感じている。無線LANは電波が見えない分高いノウハウが要求されるため、その点でも技術課題は多そうだ。案件が多くなれば一定数失敗例は出てくる物だとは思うが、スラド読者の皆様は学校への無線LAN一斉導入に対してどのような意見をお持ちだろうか。
スラドのコメントを読む | 日本 | 通信 | 教育 | 政府
関連ストーリー: 「デジタル教科書」、4年後を目処に全国の小中学校・高校で導入へ 2016年04月26日 一部の教育機関ではネット接続された複合機等で不適切な設定によりデータ丸見え 2016年01月07日 「在校生のTwitterアカウントをリストアップ」する学校向けサービスが登場 2014年06月26日