【話題株】日清食品HDの「株価連動型社員食堂」は「お目玉デー」でスタート、月末終値が前月上回ればマグロ解体ショー付きも

2016年5月10日 11:14

 日清食品ホールディングス<2897>(東1・売買単位100株)はさる3月30日、東京本社(東京都新宿区)の社員食堂を「日本初!」の株価連動型社員食堂「KABUTERIA」(カブテリア)に趣向を改めてオープンした。

 前月の月平均株価を当月の月末日終値が上回った場合、例えば「マグロの解体ショー」や「世界三大珍味祭り」など、豪華なイベントやメニューを提供する「ご褒美デー」を設ける一方、前月の月平均株価を当月の月末日終値が下回った場合、質素な食事を提供する「お目玉デー」を翌月に2日間設定するという。

 たとえば、「2016年3月の平均株価を4月の月末日終値が上回った場合、豪華なメニューを提供する「ご褒美デー」を5月に2日間設定。一方、3月の月平均株価を4月の月末日終値が下回った場合、質素な食事を提供する「お目玉デー」を5月に2日間設定します」(同社)。

 「お目玉デー」は予告なしに実施し、また、役員数名が給食着で社員に配膳するなど、今後に向けての自らの行動を考え直す日とするというから、役員さんにとっては心穏やかでいられないはずだ。

 月平均株価は日々の終値で算出するというが、3月の平均はおよそ5500円。4月末の株価は5080円。最初のイベントは「お目玉デー」で勝負ありとなった。どんな食事が供されるかは「社内的なことなので公表は控える見通し」(同)だが、株式市場関係者の中には、新商品の発表ひとつにしても株価を意識した発表になるのではないかと期待する動きがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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