Windows 10へのアップグレード、7月29日までにする?しない?もうした?

2016年5月8日 20:00

Microsoftは5日、Windows 10を実行するデバイスが3億台に達したことを発表した。これと同時にWindows 7/8.1に対する無料アップグレード提供が7月29日に終了することを改めて明言し、早めにアップグレードするよう念押ししている。無料アップグレード期限を知らせるWeb広告も出始めているようだ(Windows Experience Blogの記事Ars Technicaの記事VentureBeatの記事The Vergeの記事)。 無料アップグレードが1年間限定であることはWindows 10のリリース前から決められていたことだ。Windows 10アップグレード特設ページでは1年間限定であることが当初から記載されていたほか、英語版の特設ページでは4月頃から「Offer ends July 29th, 2016」のように無料アップグレード期間の終了日が明記されるようになっている。 そのため、特別驚くような話ではないのだが、期間延長の可能性も以前から指摘されている。ただし、日本マイクロソフトでは4月末の記者会見で期間延長は絶対にないと明言しており、終了日の周知を始めているところからみても、とりあえず実際に終了する方向で動き出してはいるのだろう。詳細は決まっていないようだが、「Windows 10を入手」アプリは7月29日をもって無効化され、いずれは削除されるという(WinBetaの記事BetaNewsの記事)。 また、無料アップグレード提供終了後はフルバージョンのWindows 10を購入する必要があるとのことで、アップグレード版は用意されない可能性もある。なお、詳細は明らかにされていないが、ユーザー補助技術を使用しているユーザーに対しては7月29日を過ぎても無料アップグレードを提供する計画があるとのことだ。 現在Windows 7/8.1を使用しているスラドの皆さんは、7月29日までにWindows 10へアップグレードするだろうか。Neowinの記事Softpediaの記事では、いったんWindows 10に無料アップグレードしたデバイスはいつでも再インストールが可能になることを利用して、7月29日までにアップグレードしてから元に戻す手順を7月30日以降にWindows 10へ無料アップグレードする方法として紹介しているが、そこまでしてWindows 7/8.1を使い続けるだろうか。 スラドのコメントを読む | ITセクション | アップグレード | OS | Windows | IT | スラドに聞け!

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