シャネル・ネクサス・ホールで福島第一原発周辺を撮影した写真展 - ドキュメンタリー×アートで問う現実
2016年5月6日 21:35
カルロス アイエスタとギョーム ブレッションによる共同写真展「Retrace our Steps – ある日人々が消えた街」が東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。期間は、2016年6月24日(金)から7月24日(日)まで。
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二人の写真家が東日本大震災直後から福島第一原発周辺に幾度となく通い、撮影を重ねた写真を展示。“no man’s land – 無人地帯”となってしまった地域における、事故がもたらした終わりの見えない状況をリアルに伝えようと、ドキュメンタリーとアートを融合させた独自の方法で表現している。
会場では、「光影」ある日80,000人が消えた街に残されたものとは、「悪夢」無味無臭で目にも見えない放射線という脅威との共存、「不穏な自然」時の経過とともに建物をも覆い尽くしていくもの、「パックショット」現代のポンペイの遺物とでも言うべき取り残された品々、「回顧」我が家に帰ることへの思い、と5つのシリーズにわけて作品を紹介。放射能の恐怖や無人化した村落、自然の猛威等を写したドキュメンタリーとアートを融合させ表現されている作品は、観客に改めて様々な思いを投げかける。
【概要】
写真展「Retrace our Steps – ある日人々が消えた街」
開催期間:2016年6月24日(金)〜7月24日(日) 12:00〜20:00
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
参加作家:カルロス アイエスタ + ギョーム ブレッション
主催:シャネル株式会社
入場料:無料
【問い合わせ先】
シャネル・ネクサス・ホール事務局
TEL:03-3779-4001