百想(ペクサン)芸術大賞の候補が発表―ソン・ジュンギ、ユ・アインの演技賞対決

2016年5月5日 21:02

 韓国の総合芸術賞「百想芸術大賞」の候補が発表されて話題を呼んでいる。

 第52回百想芸術大賞が6月3日午後8時30分よりソウルの慶煕(キョンヒ)大学校平和の殿堂で開催される。今年の百想芸術大賞は、韓国の大衆文化が国内を越えて世界から注目を浴びているだけに、各候補の角逐戦が激しい。

 テレビドラマ作品賞部門はMBC『彼女はキレイだった』、SBS『六龍が飛ぶ』、tvN『応答せよ1988』、tvN『シグナル』、KBS2『太陽の末裔』など国内外で大きな反響を呼んだヒット作が候補に上がった。

 バラエティ作品賞部門ではJTBC『冷蔵庫をお願い』、SBS『同床異夢』、MBC『マイリトルTV』、tvN『俳優学校』、MBC『覆面歌王』などバラエティ界の流れを変えた各ヒット作が候補に。

 演技賞部門ではナムグン・ミン(SBS『リメンバー』)、ソン・ジュンギ(KBS2『太陽の末裔』)、ユ・アイン(SBS『六龍が飛ぶ』)、チョ・ジヌン(tvN『シグナル』)、チュウォン(SBS『ヨンパリ』)、キム・ヒョンジュ(MBC『愛人がいます』)、キム・ヘス(tvN『シグナル』)、ラ・ミラン(tvN『応答せよ1988』)、ソン・ヘギョ(KBS2『太陽の末裔』)、ファン・ジョンウム(MBC『彼女はキレイだった』)などの俳優が候補となっている。

 映画部門も優れた作品が多い。観客数1000万を動員した興行大作、観客動員面では残念な結果となったが作品性で高い評価を受けた映画が作品賞、監督賞、シナリオ賞部門候補となった。1000万人超えを達成した『ベテラン』『暗殺』は作品賞、監督賞、シナリオ賞の候補にノミネートされる快挙を成し遂げた。

 今年はとりわけ新人監督賞部門の競争が激しい。激しい候補争いの末キム・ソンジェ(『少数意見』)、アン・グクチン(『誠実な国のアリス』)、チェ・スンヨン(『水色(スセク)駅』)、ハン・ジュニ(『チャイナタウン』)、ホン・ウォンチャン(『オフィス』)が候補として名を上げた。

 演技賞部門も熱を帯びた闘いとなりそうだ。最優秀演技賞部門にはペク・ユンシク(『インサイダーズ/内部者たち』)、ユ・アイン(『思悼(サド)』)、イ・ビョンホン(『インサイダーズ/内部者たち』)、ソン・ガンホ(『思悼(サド)』)、ファン・ジョンミン(『ベテラン』)、キム・ヘス(『チャイナタウン』)、イ・ジョンヒョン(『誠実な国のアリス』)、チョン・ドヨン(『無頼漢』)、チョン・ジヒョン(『暗殺』)、ハン・ヒョジュ(『ビューティー・インサイド』)等が受賞を巡って争う。

 今年の授賞式では、大衆文化を愛する観客たちと共に作品の意味を振り返るため、初めて映画部門作品賞GV(観客との対話の場)も用意される。『4等』『インサイダーズ/内部者たち』『ドンジュ』『ベテラン』『暗殺』の映画部門作品賞候補5作品は9日から20日までソウルの三成洞(サムソンドン)にあるメガボックスCOEX店で上映される。その後該当作品の監督および製作プロデューサーと観客との対話の時間が持たれる。

 また5月第2週から1カ月間メガボックスCOEX店において、百想芸術大賞のこれまでの歴史を振り返る展示ブースを設置し、多彩な楽しみを届ける。第52回百想芸術大賞はJTBC PLUS日刊スポーツが主催、ジョインス文化事業部門が主管する。スターセンチュリーが協賛。授賞式はJTBC、JTBC2、中国の動画サイト愛奇芸で生中継される。

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