【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:個人投資家ブログの存在感

2016年4月28日 10:54


*10:54JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:個人投資家ブログの存在感

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年4月26日23時に執筆

4月も最終週に入りGW前の持ち高調整の動きであろうか、これまで堅調に推移してきた新興市場の個別株の中に大きく値を崩すものが目立つ週前半である。しかし月初の新年度相場スタ−トを襲った円高・株安にひとまず歯止めがかかっていることは前向きにとらえたい局面ではないか。

株式投資に欠かせない経済情報に限らず、仕事上の調べものから初めて聞く用語、難解な税制や法律上の手続きとその方法までネットで調べれば一通りの情報は簡単に手に入る世の中になった。

技術の進歩が知識をため込む必要性を私達から少しづつ奪い取って行く。会合の前に議論や話題になりそうなものをあらかじめネットから情報収集しておけば、内容の濃い意見が可能となりその場の存在感は格段に違うものになる。ネット上では見知らぬ誰かが知恵を提供してくれて、それを利用してよりよい結論に近づくことができる。無意識のうちに巨大な社会の中では見えにくい「個人が発信する情報」の恩恵に与っているのである。

体調を崩したひとが、症状を検索すれば膨大な量の情報が簡単に手に入る。もらった薬を検索すればその評判もしかり。医者が要らないとは言わないが、「ヤブ」がつく専門家よりよっぽど頼りになると思えることも多々ある。薬を「株」に、医者を「証券会社」にたとえたかは言わない。

投資キャリアを問わず、個人投資家が自分の相場観や銘柄分析を公に発信できるようになったのはここ10数年のことだろう。こうしたSNS環境もすっかり定着してきたようだ。大新聞や経済誌では感じ取れないような、実戦を通した個別銘柄の強弱感を掴むには個人投資家ブログは大いに有効だと思う。

フィスコ<3807>が立ち上げた【FISCOソーシャルレポーター】という制度は、私たち個人投資家の存在をより高めてくれる取組みである。千差万別の相場観と、個性的な相場勘(銘柄に対する洞察力)に触れることはきっと投資成果の一助となるだろう。今年のGWは有名・無名は問わず個人投資家ブロガ−さん達の書きっぷりをじっくり勉強したいと思っている。

【注】本文中にある個別銘柄は推奨株、注目株、売買を勧める目的で紹介する株ではありません。リアルタイムの株式相場に関する見解や、どのような個別銘柄を監視対象としているのかといったことは直接「兜町放浪記」にお立ち寄りいただくことをオススメします。日々アクティブな情報発信に励んでおります。

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執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記《NO》

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