三菱自が中国SUVトップ目指す、5年で10車種投入へ

2016年4月27日 12:31


*12:31JST 三菱自が中国SUVトップ目指す、5年で10車種投入へ
三菱自<7211>中国合弁会社の広汽三菱汽車有限公司は、向こう5年でSUV(スポーツ多目的車)の新型10車種を投入する計画を明らかにした。ラインアップの拡充を通じて、販売力を強化。中国市場でSUV販売首位の座を目指す。北京モーターショー会場での張躍賽・同社副総裁の発言として、盖世汽車が外電を引用する形で26日伝えた。
広汽三菱が足元で展開するSUVは、「ASX(日本名:RVR)」」「パジェロ」「パジェロ・スポーツ」の3モデル。中国乗用車聯合会のまとめによると、広汽三菱の今年1~3月新車販売(出荷ベース)は、前年同期比64%減の4919台に低迷した。
一方で、SUV中国最大手である長城汽車の同期販売は、6.9%増の20万5724台。広汽三菱との開きは38倍に達する。うち、「哈弗」ブランドで展開する主力SUVで18.5%増の19万2358台を売り上げた。
海外メディアの報道によると、燃費データ不正問題の渦中にある中で、三菱自幹部は北京で25日開幕したモーターショー会場に姿を見せなかった。広汽三菱の張副総裁も同問題に関して、いまのところ言及や謝罪をしていない。
三菱自の燃費不正が発覚したのは、現在のところ日本で販売された軽自動車のみとされる。中国販売車種には及んでいない。

【亜州IR】《ZN》

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