衆院選挙制度改革、早期にアダムズ方式導入が必要―民進・安住淳氏
2016年4月23日 22:30
民進党の安住淳国対委員長は22日の記者会見で衆院選挙制度改革について「できるだけ1票の格差を是正するため、早急にアダムズ方式を導入し対応すべき」と改めて2010年国勢調査データをもとにアダムズ方式で改革を実施し、2020年調査で見直すのが本筋との考えを強調した。
また、自公の案について、衆院小選挙区の「0増6減」案について、「人口最少の選挙区と2倍を超えない程度に調整するとして、東京都の25選挙区はすべて選挙区を移したり飛び地を作ったり、相当なエネルギーのいる作業になる」と提起し「そういう点で、無理のある案と思う」とした。
また松本文明内閣府副大臣が熊本地震現地対策本部長に就いたものの、差し入れを求めるなど言動が被災者のみならず国民のひんしゅくをかい、本部長交代になったことに「被災地に派遣するときは地元をよく分かっていて、地元の皆さんも『この人なら』という人を派遣すべき。まして震災や危機対応の経験のない議員が行っても簡単ではない。最初の1週間は重要なのに」と人選ミスを指摘するとともに、批判される事態を招いたことに「情けない」と酷評した。(編集担当:森高龍二)