デンソー、車載用電子システムソフト開発の合弁設立

2016年4月21日 15:00

 デンソーは21日、イーソル、日本電気通信システム(NEC通信システム)との3社で、車載用電子システムの基本ソフトウェア(BSW)と関連ツールの開発を行う合弁会社「オーバス」を設立することで合意したと発表した。

 同社によると、今回の合弁会社の設立によって、車載用電子システムの基本ソフトウェアを開発、販売する体制を整える。ユーザーにとって使いやすい基本ソフトウェアを提供することで、自動車メーカー、ECU(電子制御ユニット)開発メーカーの開発効率と品質の向上に貢献していくという。

 合弁会社オーバスの資本金は1億円で、デンソーが51%、イーソルが35%、NEC通信システムが14%出資する。操業開始時の従業員数は約100名。

 車載用電子システムは、自動運転の技術開発の進展に伴って、高速通信やマルチコアマイコンへの対応、サイバーセキュリティへの対応などが課題となっている。

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