住友化学、プランテーション向け農業関連資材の事業強化―世界展開を本格化

2016年4月19日 16:45

 住友化学は19日、バナナやオイルパームなどの大規模農園向け農業関連資材事業を「プランテーション・ソリューション」事業として強化・拡充すると発表した。4月19日から米国マイアミで開催される国際バナナ展示会への出展を皮切りに、グローバルな事業展開を本格的に開始するという。

 同社によると、今回強化する「プランテーション・ソリューション」事業では、同社グループで扱っている農薬や肥料などの各種農業関連資材のうち、バナナ、オイルパーム、パイナップル、サトウキビなどのプランテーション(熱帯、亜熱帯地域で単一作物を栽培する大規模農園)に適した製品やサービスをラインアップし、ソリューション提供する。水や肥料の管理、雑草や病害虫の防除、収穫などの作業の効率化や作物の生産性向上に貢献するという。

 国際バナナ展示会には、バナナの重要な病害である黒シガトガ病向け殺菌剤「Powmyl」などを紹介する予定という。同製品は、フィリピンでは既に発売中で、今後、中南米を中心に展開を予定している。

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