CBS StudiosとParamount Pictures、スター・トレックのクリンゴン語は著作権で保護されると主張
2016年4月17日 18:47
スター・トレックのファンムービー制作者をCBS StudiosとParamount Picturesが訴えている裁判で、指摘された要素は著作権保護の対象にならないとする被告側の棄却申立に対し、原告が反論している(棄却申立に対する反論文書: PDF、TorrentFreakの記事、Consumeristの記事)。 被告のAxanar Productionsでは、コスチュームやメダルの形状、バルカン星人の特長であるとがった耳や細い眉毛、人物や兵器などの名称で使われる単語、短いフレーズ、クリンゴン語、雰囲気やテーマなどを著作権保護の対象にならないと主張している。 これに対し原告側は、被告の主張する個別の要素に対して著作権を主張しているのではなく、これらの要素の組み合わせにより成立する登場人物のキャラクターや人間関係、スター・トレックの世界全体などを被告がコピーしていると反論。短いフレーズも裁判で類似性を分析するのに重要な要素になっていると述べている。 クリンゴン語に関しては、架空の言語が著作権保護されるかどうかについて過去に裁判所の判断が示されていない以上、棄却の理由にはならないと主張する。さらに、クリンゴン人は実在しないため、クリンゴン語が実用的なコミュニケーションシステムには該当しないとし、独自に作り上げられた架空の言語であるクリンゴン語は著作権保護されるとの考えを示した。言語はキャラクターの一面を示すものであり、他のフレーズと同様に類似性を分析することで、被告によるクリンゴン語の使用は原告の持つキャラクターの権利を被告が侵害していることのさらなる証拠になるとのことだ。 スラドのコメントを読む | YROセクション | 映画 | スター・トレック | テレビ | 法廷 | YRO | スラッシュバック | 著作権
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